今日試作をしていたら玄関のチャイムがなりました。
インターホンのカメラ越しに確認するも、今ひとつ見慣れないお顔。
さて、どなたかな?と訊ねると・・・
「以前ケーキ教室でお世話になった〇〇です。」
なんと、わがケーキサークルにおける貴重な学生さんメンバー“だった”元生徒さん。
10年以上振りの再会です。
一瞬わからなかったのですが、よく拝見すればちっともお変わりないです~。
当時まだ高校生だった彼女は、私の母の知り合いのご紹介で来られました。
高校生にもかかわらず、将来お菓子を作る仕事に就きたいと、はっきりとした意思をお持ちの女の子で、
わぁ、若いのに立派だなぁ(オバサン発言、お許しを)と感心したのを覚えています。
そして、とにかく一生懸命で、お菓子を作ることに関して、いい意味での執着心がとても印象的な方でした。
あれから、10数年。
聞けば彼女ももう28歳とか。
びっくりです。
でもあの頃の初々しさは全く変わらずで、いまだに学生さんのような雰囲気でした。
が、しかし、お仕事はすっかりプロ。
製菓学校を卒業された後、数箇所のパン屋さんやお菓子屋さんの勤務を経て、現在は東京の一等地にある有名なパンとケーキのお店で働かれているそう。
勤務年数も7年というから、もうかなりベテランなのでしょう。
見かけはまだ“あどけなさが残る女の子”なものの、仕事の話を始めるとすっかりたくましく、こちらがたじろいでしまうほどでした。
しかも、驚いたのは当時お付き合いしていた彼(例外的に当ケーキサークルに彼女と一緒に通われていらっしゃいました)と、その後ご結婚され、今はお2人とも同じ業界で頑張っていらっしゃるそうです。
これもなんだかとても嬉しい。
もちろん当ケーキサークルで学ばれたことは、今の彼女の実力の中ではほんのわずかなウエイトでしかないとは思いますが、やはり短い期間、そしてきっかけだけでも関わり合わせてもらえたことは、とても幸せなことだなぁと思いました。
それにしても、こうしてかつてのサークルメンバーの方が訪ねてきてくださるとは、本当に感激。
今後のご活躍も楽しみです。
ちなみに、バターのお話を聞いてみました。
彼女の勤務先は大手ということもあり、無理を言って納品してもらえているそうですが、やはり業界全体としては品薄で、ものによっては代替品で対応しているところもあるとか。
粉は高騰するし、乳製品は値上がりするし、バターはないしで、しばらくはお互い大変ですね~と最後は業界苦労話で盛り上がったのでした(笑)。
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