今月のクラスのカスタード・チーズケーキではレモンを使っています。
お菓子では、皮をすりおろしたり、絞ったりと、レモンをよく使います。
今月は一人当たり1/4カットの果汁を絞って使うため、「4等分に切ってください」とカットを皆様にお願いしているのですが、これが人によって結構違うのですねぇ。
大きく分けると、次の2通り。
1つは長いほうを横にして真ん中で2等分、さらにそれを縦にして2等分にカット。要するにレモン全体を十字でカットするようなスタイルです。
そしてもう1つは長いほうを縦にしてそれを4等分。これはよくカクテル等のグラスにさしてある細長いくし型のタイプです。
私はこれまで“4等分”というと、いわずもがな前者でした。
特に意味はありませんでしたが、強いて言えば、サイズ的に手の中に納まって絞りやすいからでしょうか。
ところが、今回皆さんにお願いすると、なんと圧倒的に後者が多いこと、多いこと。
前半のクラスではほぼ全員が後者だったので、念のため私の切り方とこちらとではどちらが一般的かと訊いて見ると、くし型とのお答え。
唯一一昨日のクラスではお2人の方が私と同じ方法でした。
それでもお一人はやはり後者だったので、そこでまた皆さんに訊いて見ました。
当然のことながら、各自その方法が普通と思ってきているのでそれぞれが一般的という認識でした。
そこで、流れから、こういう用途でレモンを4カットする場合、どちらのカット方法がより適しているのか?
という話になりました。
もちろん、どちらもそれぞれ絞りやすいと認識しているのだから甲乙つけがたいのではないかと意見が出たのですが・・・くし型派の方がひとこと、
「横にカットして、それをさらに縦にしてカットする方法(私の方法)だと、上下で身の付き方が異なるから均等になっていない気がするのですよ。」
なるほど~。
これはかなり説得力があります。
確かに、レモンやオレンジといった柑橘系の中身は枝に近い方とそうではない方では身の付き方が微妙に違います。
その点縦に切っていけば、どの面も対象になりますから、中心がずれない限り均一です。
横縦カット派の3人もこの一言に妙に納得。
なんとなく、とか嗜好とか習慣とかというレベルではない理由ですから。
これに張り合える理由・・・私たちには浮かびません。
私も次回から、少数派から多数派へ転向です(笑)。
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