今日はあいにくのお天気のなか、久しぶりのティーパーティでした。
本日のお客様は会社員時代からの友人2人とそのお友達(今では我がケーキサークルの大御所!?)、皆とてもグルメな面々です。
となると本来は緊張するはず・・・ですが、もう私のお菓子の腕が落ちこぼれなのはすでにご承知の皆様なので、逆に開き直ってます(苦笑)。
なにしろお一人は私が師事した島津先生のお教室の同期、しかも彼女は元々お料理教室の先生。
お教室ではいつも彼女に助けられ、集まりでは彼女のお料理を楽しみにしている側なのです。
そんな彼女は今日も多忙にもかかわらず、お手製のサンドイッチを持ってきてくださいました。
他にも生徒さんからは鶴屋吉信の上生菓子、また酒造会社に勤務する酒通の友人からは武蔵小山にある地元で評判の桜のマカロン、桜のワイン等々、たくさんのおいしくて美しいものをいただきました。
外は雨でもテーブルにはきれいな花満開。
感謝!
一方、私が用意したものといえば、サンドイッチ2種、スコーン、チーズタルト、あとは、いただきものですがチョコレート2種、バウムクーヘン、そしてフルーツのワインゼリー添え。
実はこのフルーツのワインゼリー添え、
イチゴ、キウイ、パイナップル3種のフルーツをお皿に盛り、その上からクラッシュしたワインゼリーを散らすというものなのですが・・・。
お客様ご到着前に盛り付け、記念撮影。
色とりどりのフルーツにクラッシュゼリーがキラキラして、中々いい感じ~と自己満足し冷蔵庫に入れ、そのまま歓談。
すっかり話に花が咲き、ゼリーを出し忘れたことに気づきました。
慌てて冷蔵庫に取りに戻るも、ナゼ!?
ゼリーが消えています。
正確に言えば、ゼリーがすべて溶けているのです。
よーく見ると所々その面影はあるものの、ほぼないに等しい。
これでは、フルーツポンチの出来損ないです。
ゼリーはいずこへ・・・。
暖房があたって温度が上がり、ゼリーが溶けてしまうからと冷蔵庫に入れたのに、これでは意味無しです。
冷蔵庫内の温度が高かったのか、それともゼラチンの量が少なかったのか。
そこで重大なことに気づいたのです。
原因はこのフルーツにあり。
キウイそしてパイナップルです。
実はこのキウイとパイナップル、これらにはたんぱく質を分解する酵素が含まれているのです。
ゼラチンは、動物の皮や骨に含まれるコラーゲンを原料として作られるたんぱく質なので、生のパイナップルなどの果物を入れると、ゼラチンが酵素の働きで分解されて固まらなくなってしまうのです。
こんな肝心なことをうっかり忘れ、ゼリーをあしらってしまったのでした。
思えば、以前うちのレッスンにおいても、この説明をクドイほどしたことがありました。
なのに、その本人が実行してしまうとは・・・なんとも情けない限り。
でも、最初からあわせると固まらないというのは実際試してみてわかっていたものの、すでに固まっている状態のゼリーでも接触するとそれを溶かしてしまう効果があるというのを目の当たりにしたのははじめてでした。
おそるべし、酵素パワー!!(洗剤か!?)
せっかくのデザートが台無しでしたが、次回の教訓に。
それにしても、やっぱりいまだに落ちこぼれている自分。
しっかりせぇ!
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