本日はリクエストメニューのレッスンでした。
シュバルツバルダー・キルシュトルテはドイツのあまりにも有名なお菓子のひとつです。
日本に普及しているケーキはフランスのものが多い中、ドイツ菓子でもこのメニューはそこそこ知られているものでしょう。
またの名をブラックフォレストケーキなどと言われ、親しまれています。
実は、このメニュー、私が母からプレゼントされた初めてのお菓子の本、今田美奈子先生の“お菓子の手作り事典”の表紙にもなっています。
そして、その後私が先生のお教室へ通いはじめたある時、先生がこの表紙にまつわる面白いお話をしてくださいました。
「当時はこのケーキに使われているようなダークスイートチェリーがあまり普及しておらず、チェリーといえば、ドレンチェリーか枝つきの缶詰のチェリーでし た。このダークスイートチェリーを飾ったら、梅干みたいなので換えてください、と編集の方に言われました。でも、換えずにこのまま撮影してもらったのですよ。」
自分にとって初のお菓子本の表紙であり、さらには、後にそんな面白いエピソードがあったことも知り、大変印象に残っているケーキです。
確かに、昔はチェリーといったら、あの甘くて真っ赤なドレンチェリー、またはパフェなどに載っている枝付の味の薄いチェリーが主流でした。
今ではフルーツケーキと杏仁豆腐くらいでしょうか、見かけるのは。
懐かしいです。
それにしても、“梅干”とは・・・その発想もすばらしい(笑)。
前置きが長くなりましたが、本日のメンバーのうちお一人は過去にも、要するに11年前のレギュラークラスにて受講された方。
なので、このメニューは本日2回目の受講です。
作業としては当ケーキサークルでも久しぶりのナッペに、皆さん真剣に取り組まれていらっしゃいました。
ナッペは何回やっても上達しないともっぱらのご意見。
来月のレギュラークラス、トルタ・ディ・マルゲリータでもナッペがあります。
2ヶ月連続で、じっくりとモノになさってくださいね。
本日もお疲れ様でした。
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