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8 Presents 通信

お教室でのお話、スウィーツのお話、主宰者の日常や思ったことなどについて書いています。

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中村屋のしろ月餅

2007/08/21(Tue)17:22

P1050597.JPG

 









前回のお茶会報告においてもチラッと触れた和菓子(?)、生月餅。
お茶会のお菓子はどれもおいしかったのですが、はじめてお目にかかり、私にとって物珍しいものでしたのでちょっとご紹介します。

これまで月餅、というと、中国のお菓子で、ややお饅頭に近いものとして理解していました。
今回、「月餅をお持ちしたのですが、いかがですか?」と勧められた時、正直、ん、どうしよう・・・と思ってしまいました。

というのも、洋菓子は死ぬほど好きなくせに、和菓子、またはそれに似た中華菓子、ピンポイントでいうと、“餡”がいまひとつ苦手だったからです。
だから、おそらく和菓子好きなら絶賛するであろう、あんこのいっぱい挟まったどら焼きや、甘納豆、ぜんざい、羊羹など、私にとっては冷や汗もの。

ところが、変なもので、これが濾してあって、さらに、お餅や皮と組み合わさっていて、かつ、それの量が多ければ、結構好きだったりするのです。
たとえば、あんこが尻尾まで入っていないたい焼きとか、あんこを半分に減らしたどら焼きとか、こしあんの大福とか。

その代表的なものが伊勢名物の赤福。
これは大好物で、そのままはもちろんのこと、邪道ですが、生クリームやアイスクリームを添えていただいたりします。

そう、前置きが長くなりましたが、私にとってこの生月餅は、何を隠そう、この赤福に非常に近い食べ物だったのです。
正確には形態は逆、赤福の周りのあんこが中に入ってそれをお餅がくるんでいる状態ですが。
以前こちらでも書きましたが、“MOCHI CREAM”にも似ています。
そういえば、この一口サイズなところも前出の2つと共通かも。

月餅という響きにドキッとしたものの、「大福に近いです」というアドヴァイスの元、口にしたら、それはもう超好み(笑)のお菓子でした。
まぁ私の知っている本来の月餅も、餡と皮の組み合わせなので、微妙ではあるのですが・・・。

今回いただいたものは日本の老舗、中村屋さんのもので、正式名称は“しろ月餅”。
もともとは香港で流行していたものを、日本人のテーストに合うようアレンジして新宿の伊勢丹で限定販売しているとか。
ちょっと気になったので、軽く調べたのですが、シンガポール、タイ、中国と様々な国に存在しているようですね。

ビジュアルといいお味といい、とても上品。
冷やしていただくと、これがまたひんやりしっとり、白玉のようで夏にぴったりなスウィーツ。

これはこれで珍菓子(?)ですが、“おいしい”珍菓子です!
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