この週末は本当にイイお天気でした。
窓の外には今年初のモンシロチョウ。
ぽかぽか陽気に確定申告も提出済みときたら、出かけたくなること間違いなしです。
ということで、お彼岸にはやや早いですが、一足先にお墓参りに行ってきました。
実はこのお墓、偶然にも、私の生まれ育った地のすぐ近所。
なので、越した後も定期的に、生まれ故郷を訪れることが出来、一石二鳥(?)なのです。
“故郷”といっても同じ東京ですが・・・。
この日は家族の誰とも都合が合わず、ひとりでの墓参。
車も入院中のことですし、ならばと、おもいっきり散策モードの服装で出かけました。
一番近い最寄の駅は目黒線の武蔵小山。
ですが、手始めに五反田から歩くことに。
地図上の予測時間は約15分。
楽勝・・・なはずなのですが、実は自分ひとりで、しかも電車で行くのは今回が初めて。
地図を片手にやや不安気味で出発しました。
大体の方向はわかるものの、このあたりは結構道が入り組んでいる上、お寺やお墓がやたらと多いので、何度行ってもよくわかりません。
しかも、必ず誰か一緒でしたから、どうも自分でおぼえようとしないのですよね、幼少時から行っているのに(苦笑)。
ところが、いざ歩き始めるとこれが意外と覚えているもので・・・自分でもびっくり。
迷わずあっさりと到着してしまいました。
やはりだてに何十年も通っていなかったということでしょうか。
頭は覚えていなくても、身体は覚えている!?
無事お参りを終え、時刻は3時、さぁ散策開始!
最近は日が長くなったので、5時過ぎまではうろうろ出来ます(笑)。
とりあえず、五反田ではない方にということで、もと地元の目黒を目指すことにしました。
そもそも、この武蔵小山も小学生の頃よくお買い物に来た懐かしい商店街。
正確には隣町だったので、ちょっと遠出という感じでドキドキしながら訪れたところでした。
その後の目黒までの道のりはあえてこれまで通った事のない道を選択し、目抜き通り(?)の権之助坂へ。
初めての道は楽しかったですが、それ以上に馴染み深い目黒通りの商店街、本当に変わらないです~。
母親に連れられてよく行ったパン屋さん、和菓子屋さん、お花屋さん、せとものやさん、毛糸やさんなどなど。
懐かしさのあまり、思わずあれこれ両手一杯にお買い物。
今は代が変わり、親戚の手に渡ってしまったというパン屋さん。
ここの“コロンパン”の大ファンでした。
コロンパンとは円筒形をした細長い食パンで、ほのかな甘みとしっとりとした食感がたまらないものでした。
同じものを探しましたが見当たらず。
親戚の手に渡ったことで経営、メニューも一新してしまったのだとか。
和菓子屋さんの方は私のイメージどおりのきれいな上生菓子がショーケースにたくさん並べられていました。
そして、全体的に幾分品数が増えていたような。
目黒名物なる創作菓子が色々ありました。
でも外観と立派な看板は昔のまま。
以前自分の家のあったエリアでもある大鳥神社から駅と逆方向の目黒通りは、いまや家具屋さん通りとおしゃれに変貌を遂げているものの、逆の駅寄りは本当に変わっていなくて驚きました。
なんだかタイムトリップしたみたい。
極端で、そのギャップが面白いです。
その境目あたりに位置する大鳥神社。
通園路だったこともあり、毎日お参りしていましたっけ。
この日何十年ぶりかに参拝し、目黒駅に到着したのはジャスト5時。
中々充実したお墓参りの一日でした。
たまには電車で出かけてみるのも世界が変わって楽しいですね。
今度は得意の自転車で挑戦してみようかな。
帰宅後早速、パンを味見。
当時のコロンパンはありませんでしたが、代わりに購入した食パンが形は変われど味や食感は見事当時の“コロンパン”。
メニュー一新とのことでしたが、紛れもなく“あの味”でした。
素朴でやさしい味に心癒されます。
またしてもタイムトリップ。
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