今日は今月最後のレッスンでした。
皆様にはやや難関だったと思われるシュトゥルーデルも、本日が最後です。
毎回思うことですが、色々とハプニングや困難があったメニューほど、なんとなく愛着が湧くもので・・・。
今回は表立ったハプニングというものはありませんでしたが、皆さんの悪戦苦闘振りが印象的でした。
集中するので疲れる、思ったように生地が扱えないという難点があるものの、失敗して完成しないということはまずないのも、このメニューの特徴です。
今日の皆様においても同様に、生地については途中ご苦労があるようでしたが、最終的には非常に美しく仕上げていらっしゃいました。
今月のメニューは手が込んでいて、スポンジ、カスタード、そしてシュトゥルーデルと生地も豊富、さらに、苺もふんだんに使いと、それだけでも贅沢なのに、焼きたての熱い状態を一気にいただくという、いろいろな意味でリッチな一品。
これだけ大変だったのに、食べるのは一瞬、と、よく皆様が嘆いておられますが、今回のメニューはその代表的なもののひとつでしょう。
でも、それは裏を返せば、と~っても贅沢なこと。
こちらに通ってくださっている皆様は、本当にご多忙な方が多く、少ない時間をやりくりして参加くださっていることには心より感謝しております。
ですから、こちらでの数時間は大変貴重な時間。
その限られた時間で、こうして手をかけたものを作って一瞬でいただく。
それは、瞬間、時間の無駄と感じるかもしれません。
が、コツコツと積み重ねてきたものを瞬時に愉しむ、実はこれこそがまさに真の贅沢なのではないでしょうか。
そういった無駄に隠れた“贅沢”を、このケーキサークルのレッスンにおいて、味わっていただければうれしいなと思います。
これからも、こうした限られた貴重な時間をあえてケーキサークルに充てて下さる皆さんに、五感を満足させるような、心身ともに充実したひと時を満喫していただけるようなメニューを提案させていただけるよう頑張りたいと思います。
なんて、決意みたいな締めになってしまいましたが、とにもかくにも、皆様今月も本当にお疲れ様でした。
そして、いよいよゴールデンウィーク突入。
こちらも皆様にとって充実した時間になることをお祈りしております!
写真はシュトゥルーデル生地の副産物。
ナンのような、ピザのような・・・。
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