来週月曜日はひなまつり。
毎年お雛様を飾るようにしているのですが、どうせ飾るならあまり短い期間では寂しいと、大抵2月上旬から飾っています。
もちろん今年も今月から飾っているのですが、今日あることに気づきました。
このお雛様、私が幼少時に祖母に買ってもらったかなりの年季もの。
ウン十年も経ているため、至るところがすでに朽ちています。
例えば、お花を生ける花器とか、雪洞とか。
すると、今日いらしていた生徒さんのお一人も、「家にもありますよ。でも飾りのお花とか、備品がボロボロ(苦笑)。」と、このお雛様を前に共通の“年季もの”の話題で盛り上がっていました。
でもふと見ると、確かに脇に飾るお花や屏風、雪洞などは葉が落ちていたり、塗りがはがれていたり、電気のコードにひびがいっていたりと、相当老朽化した状態なのに、なぜかお人形の、しかもお顔だけは、全く痛んでいないのです。
なぜ~?
若干髪が乱れてはいるものの、昔と変らず色白でツルツルで、当たり前ですがしみもしわも、そして、とにかく他の備品に見られる傷や剥げ落ちている箇所などがどこにもないのです。
う、羨ましい!
なにか特別なお手入れをしているとか、保管に気を使っているということも全くないのに・・・。
魂でも宿っているのか?と疑いたくなるほど、お顔だけはきれいで、朽ちていないのです。
不思議。
あ~私もお雛様になりたい。
でもよ~く考えるとちょっと怖い。
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