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2024/11/24(Sun)12:36
お教室でのお話、スウィーツのお話、主宰者の日常や思ったことなどについて書いています。
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2007/12/17(Mon)14:47
ケーキやお料理そのものだけでなく、建物、雰囲気、サービス、ロ
ケーションなどトータルで好き!というお気に入りの“お店”がいくつか
あります。
その1つが鎌倉にある歐林洞です。
こちらのブログでも書いている通り、私は基本的にハウスレストラン系
が大好き。
そんな歐林洞も美術館を改装したという一軒家サロンです。
美術館ならではの端正なたたずまい、正面玄関から中に入ると、ちょ
っと郊外の気品あるオーベルジュにも似た贅沢なゆったりとしたロビー、
そして何よりジュエリーショップと見まごうようなまばゆいばかりのケー
キのショーケース・・・。
最近でこそ、おしゃれなショーケースは当たり前になりましたが、どの
くらい前だったか、最初にこのお店を見つけ、足を踏み入れたとき、そ
れはそれは物凄い衝撃でした。
そして、その店の造りに引けをとらない丁寧な接客。
なんともいえない優雅な気分にさせてくれます。
ケーキの味はもちろん、ビジュアルもとても美しい!
そのどちらも無駄がなく、建物と同じくとても端正ですが、しっかりと
作りこまれた洗練されたものです。
さらに感激したのは、今はどうかわかりませんが、当時は、今でも私が
一番尊敬しているパティシェ、柳 正司氏監修だったこと。
なるほどと妙に納得したものです。
そんな歐林洞ですが、最近はすっかりご無沙汰しており、また行きた
いなぁと思っていたところ、先日知り合いからの手土産で、こちらのパ
トロンというお菓子をいただきました。
私は初めてでしたが、かなり有名な定番のお菓子のようです。
一見ピンポン玉大のちょっとどっしりしたまあるいチョコレート。
中にはマロングラッセをペースト状にしたようなお酒の香るフィリングが
ぎっしりと詰まっています。
甘さは想像したよりは控えめですが、お腹にたまるかなり満足の高い
もの。
チョコレートでコーティングされているものの、チョコレート自体はそれ
ほど強い主張がなく、むしろ中の栗餡のようなフィリングの存在感が強
いので、日本茶にも合いそうな上生菓子のようなお菓子です。
これをいただいたら、久しぶりにまた行ってみたくなりました。
今ではデパートにも出店し、鎌倉まで行かずとも手に入るようですが、
やはりあの空間でいただくのがなんともいえない至福のひと時なので
す。
No.59|お菓子|Comment(0)|Trackback