先日頂いた“高橋の酒まんじゅう”です。
一つ一つ手作業でラップに包まれた、手作りの丁寧さが伝わってくる酒まんじゅう。
包みを開けると、真っ先にお酒の香りが鼻に抜けていきます。
生地は薄めで、しっとり、そしてややもっちり。
ちょっと点心の皮のような・・・。
これまで私が経験したことのない酒まんじゅうです。
餡はこしあん、甘さ控えめで上品。
サイズも大きすぎず小さすぎずで、油断をすると、いくつでもいけそうですが、このお酒の香りをはじめとする上品オーラを前にしては、あまり豪快に口に放 り込むには気が引けます。
一口一口大切に味わってじっくり頂きたい名菓です。
イメージの例えが変ですが、鶴の恩返しやかぐや姫といった昔話に出てくる主人公、みたいな。
素朴な地方の村に突如あらわれた、透明感があって、別段飾り立てているわけでもないのに素のままが極上の美人、そんな感じです。
誰にも教えず秘密にしておきたいという気持ちと、凄いもの見つけちゃったと自慢したい気持ちが入り混じって複雑・・・苦笑。
これをきっかけに、もっともっと和菓子も開拓してみたくなりました。
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