先日母が遊びに来るというので、近所のケーキ屋さん、ソワメームでケーキを買いました。
ここは、もともと三本足烏堂という名前で、間口はショーケースの幅ぴったりというくらいコンパクト、さらにここは厨房なの事務所なの?と見まごうようなかなり控えめで地味~なお店でした。
でも、原料やケーキ作りにとてもこだわりがあり、知る人ぞ知るといった存在ではありました。
ところが、ある日お店の名前と場所が変わったと聞き、行ってみると、すっかり、かわいらしい、けれど、堂々とした立派な構えのお店に変身。
場所もとてもわかりやすくなっていました。
ここは、品数はそれほど多いという感じではないものの、通常のショートケーキやシュークリーム、タルトやチーズケーキに加え、カルディナールシュニッテンやシュトゥルーデルといったドイツ・ウィーン菓子なども扱っている貴重なお店です。
(販売している種類はその時々によって異なるようです。)
今回は秋ということで、旬のアップフェル・シュトゥルーデル、そして一番人気だというぺオーニエといういわゆるパイシューの2品を購入。
アップフェル・シュトゥルーデルは写真のように、別に生クリームを添えてくれます。
そのままいただいてもおいしいと思ったのですが、折角なのでトースターで少し温めてみました。
案の定、皮がぱりっとなって美味。
さらにフィリングのぎっしり詰まったりんごは適度な酸味とやや強めのシナモンの香りがなんともいえず、絶妙なバランスです。
生クリームも濃すぎず薄すぎず適度。
きちんと作られているなぁという印象です。
一方のぺオーニエ。
こちらはシュー生地をパイ皮で包んである、最近定番になりつつあるパイシューです。が、やはりこちらも生地がどちらもパリッとした気持ちのいい食感。
中のクリームがまたカスタードとも生クリームとも言えぬ、なんとも不思議な味わい。
というと、なんだかどんなものなの~??と思われそうですが、決して食べたことの無い、未知のもの、ということではなく、一般的なシュークリームに詰まったクリームと、ちょっとイメージが違ったのです。
カスタードほどぽってりでもなく、生クリームほど後味が脂っぽくなく、それらが単純に混ざったものというのともまた違うのです~。
コクはしっかりあるし、甘さも適度にあるけれど、後味がすっきりというのでしょうか。
おいしいです。
以前も何度か訪れたことのあったソワメーム。
やはりまじめに作っている感のあるお店のひとつだと再認識しました。
ちなみに価格はアップフェル・シュトゥルーデル 441円 ぺオーニエ 315円。
と、中野価格にしてはややお高めですが、満足度も高いお店です。
創作菓子 ソワメーム
中野区中央5-47-6
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