飯田橋にあるK.Vincent。
“この辺りに美味しいケーキ屋さんがあるらしい”と噂を聞きつけ寄ってみたのですが・・・。
かなり有名店だったみたいです。
調べてみると、あの“ジャン・ポール・エヴァン”のアシスタントをされていたパティシェールのお店。
2006年12月オープンということですので、もう2年以上も経っているのですね。
“ジャン・ポール・エヴァン”だけに、ここのイチオシはショコラ系。
だそうですが、ショコラも何も、私が行った時にはほぼショーケースは空。
エクレア2種類とプリンがいくつかあったのみ。
さすが人気店だけあります。
エクレアだけでは寂しいので、焼き菓子を2種類ほど買ってみました。
エクレアは細い、とにかく細いです。
成人男性の親指位か!?
長さはもう少しありますが、エクレアと言うより、スティック・シューといった方がそのルックスをイメージできるでしょうか。
お味の方は、すっきりと濃い。
バターたっぷり、ミルキーな味わいでは全く無く、とにかく、チョコレートの苦味と香り、モカの味と苦味が一かじりで口中に広がります。
最初はなんて小さくて細いと思いましたが、この味の濃さなら、このサイズで十分。
逆にこれ以上大きいとしつこく感じるかもしれません。
コーヒーでたとえると、普通のエクレアがブレンドなら、こちらはエスプレッソといったところでしょうか。
中のクリームも量的に少なめなので、あまり味わうという感じはないかなぁ。
少量でも口に入れた途端、例の強い苦味と甘さが強烈にやってくるので、味わおうとしているうちに、生地もクリームも飲み込まれてしまう感じ。
お店のHPにSimple Chic Naturalとあるように、こちらのお菓子、そしてお店においてもそのものズバリ。
無駄も、そして華やかな装飾もないけれど洗練された上質なものという印象。
ケーキは小ぶりですが、その小さいボディにそれらがしっかりと凝縮されている感じを受けます。
焼き菓子はパウンドとフィナンシェを購入しましたが、こちらはまだ賞味期限まで間があるので後日報告いたします。
また、こちらはおなじみMaison kayserのレモンパイ。
表面を多い尽くす、多めにかかったお砂糖が一部カラメル化して、カリッと香ばしい!
生地はこれまたバターたっぷりの濃厚な味わい、フィリングもレモンの香りがきつすぎず弱すぎずで、絶妙。
このレモンパイをはじめ、キャラメルパイなどMaison kayserのパイはどれもかなりしっかりとした味。
カロリーは相当気にはなるものの、私にとって止められないスイーツの1つです。
そういう意味では、これもショートブレッド系かも。
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