本日は今月のレッスン最終日でした。
メンバーのうちお一人は、今回のご参加で3回目。
しかし、普段からお菓子作りが好きでよくお作りになっていらしたというだけあって、かなり手際の良い方です。
作業の多い今回のレギュラーメニューも、混乱されることなく、落ち着いて確実にお作りになっていらっしゃいました。
最後のまとめタイムでは、こんなご質問が-。
それは、焼きあがったスポンジ等を何枚かにスライスする時、どのようにしたらまっすぐ曲がらずに切ることができるか。
よくお菓子の本などでは、同じ高さの棒を2本、スポンジの向こう側と手前に置き、それに沿わせてナイフを使うと、高さが変わらずにカットできると説明されています。
確かにこの方法は確実にまっすぐカットできるので、とてもよい方法だと思います。
ただし、カットする厚さが常に同じとは限らないので、何パターンかの高さの棒を用意しなければならないという点がやや面倒。
また、これに頼ってしまうと、この棒がないとまっすぐ切れなくなってしまうという可能性もないとは言い切れません。
そういうことを考えると、やはり何も使用せず、手がふらつかないようまっすぐカットするという感覚を自分の手で覚えて、どんな状況でもカットできるというようにしておいた方がつぶしが利くのではないかと思ったりもします。
とはいえこれも考え方の違い。
プロのパティシェの方でも色々です。
例えばスポンジなどを作る際、生地の状態を自分の目で確かめ感覚を鍛えなさいという方もいれば、誰が作っても同じに出来るよう、混ぜる回数や、時間等もタイマーを使い、作業をすべて数値で表す方もいらっしゃいます。
今回ご質問のあったスライスの場合も同様、いろいろな考え方、やり方があるのでしょう。
ひとつの方法として、最初は計器を使い、徐々に自身の感覚で判断出来るよう慣らしていくというのもありかもしれません。
その際、計器にすべて頼ってしまうと感覚や生地の変化がわからなくなってしまうので、あくまでも手の動かし方の感覚や生地の状態をしっかり意識およびチェックしながら、機器を使用することも大切なポイントになるでしょう。
ちなみに、私は棒等を使わず、ナイフのみでスポンジの側面に一度浅い溝を刻み(仮の線)、それに沿って再度ナイフで切り込みを入れていくという方法でカットをしています。
しかしこれも、最初の溝がブレると、結果ガタガタになってしまうので、要注意。
話は戻って、ご質問くださった方を含め、本日の参加者の皆様はとても熱心に取り組まれ、お忙しいながら、必ずお家でも復習くださっているご様子。
これからも頑張ってくださいね。
ということで、今月のレッスンはすべて終了。
来月はいよいよ“ピザ”のスイーツです。
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