先ほどブログに書いた生徒さんからのお持たせです。
どちらも、非常に有名な和菓子(だそうです)。
そして、どちらも見るからに“由緒正しき”という雰囲気を漂わせた御菓子です。
九十九餅は、虎豆の入った三角形の求肥を黄な粉でまぶしたもの。
柔らかだけどしっかりとした粘りのある求肥、程よい甘さと硬さのお豆、そして主張しすぎない控えめな黄な粉とのバランスが非常に上品な印象です。
ただし、1つが意外にも大きい!
ちょうどおでんのはんぺんかこんにゃくか?というくらいのサイズです。
一枚いただこうと持ち上げると、一瞬重なっているのかな?と確認してしまいます。
でも、崩れないのでお皿に取ると、改めてその大きさに驚かされます。
上品なお味に反して、見かけは豪快且つ大胆。
お持ちくださった彼女とは真逆です(笑)。
サイズは大きいものの、あっさりしていてとても食べやすいので、何枚でも食べられそう。
そして、もう一方のからいた。
なんとこちらは“日本最古の菓子”!だそうです。
元々は863年洛中に疫病が蔓延したときに神泉苑で厄払いの御霊会を行った時の神餅で、その後厄病よけの煎餅として世に広まり、現在ではお茶の世界をはじめ、非常に多くの方に愛されているお菓子ということです。
すべて“ということです”というくらい、私は初めてお目にかかりましたし、その名も初めて耳にしました。
でも、京都では知らない人はいないというほど有名な門前菓子のようです。
一見、瓦煎餅の薄いもの?のようにも見えます。
お味は・・・。
もったいなくって食べられな~い(苦笑)。
開けてしまったらすぐ食べきらないと湿気てしまいそうですし。
幸い賞味期限にはまだ時間があります。
せっかくなので、“違いのわかる人”と味わうことにしますか。
ちなみに、このからいた、一枚一枚手仕上げだそうです。
まさに職人の仕事ですよね。
感動。
彼女からは健康パワーをいただきましたが、重ねて日本の伝統菓子の素晴らしさも教えていただきました。
実り多き再会にあらためて感謝です。
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