久しぶりに人形焼を食べました。
私の記憶にあるのはおじさんの顔(七福神?)のものですが、今回いただいたのは観音様の提灯、鳩、五重の塔、雷様の4型。
いづれも浅草にゆかりのある型だとか。
私は東京で生まれ育ち、一度たりともそれ以外の地で生活したことがないのですが、なぜか東側には縁がないのですよねぇ。
勤務先が唯一東京駅だったことくらいで、浅草もおそらく2回行ったことがあるかどうか・・・。
しかも、どちらも子供の頃で、祖母に連れて行ってもらったのが一回と、親戚の集まりがあって家族で行ったのの二回。
そんなわけで、今ひとつ、浅草がピンと来ないのですが、いわゆる“老舗”といわれるお店がたくさんあるのでしょうね。
この人形焼のお店もその1つ。
浅草に数ある人形焼店の中でも最も古く、明治元年の創業で、人形焼の元祖なのだそう。
しかもすごいのは、店舗は浅草寺のまん前にあるこの本店一店のみ!
最近はちょっと有名になったり、老舗と呼ばれるような名店になると、たいていどこかのビルのテナントとして出店することが多いのに、本店のみでの営業というのは本当に貴重です。
まあ、厳密に言うと通販はやっているようなので、“ここでしか”手に入らないという事はないようですが。
さて、その人形焼、まず箱を開けると、これでもかというくらいぎっしり詰まっているのに驚きます。
まさに、すし詰めとはこのことか!?という感じ(笑)。
そして、全体の感想はとにかく甘さ控えめ。
中の餡はこしあんで、水で溶いたような白く粉っぽい食感です。
味も比較的淡白な感じなので、あんこが苦手な人でも食べやすい味なのではないかなぁと思います。
もちろん私もその一人(苦笑)。
やはり焼きたてが一番おいしいとのことなので、機会があったら是非ともお店で焼き立てをいただいてみたいです。
それにしても、人形焼って見ていても楽しい~。
なんとなくワクワクしながら味わうことが出来るのも魅力です。
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